教えてほしい映像制作会社

「金持ち優遇はけしからん」とすぐマスコミなどが小さな正論を唱え、ことを面倒にしてしまうお国柄もあって、実際には大変なカネを持っているのだが、ヒルズ族みたいに馬鹿なカネは使わず、子係のことを考えて隠しておく人が多いのだろう。 だから世界のジョークに「アメリカ人は死ぬ前に寄付をする。
イタリア人とフランス人はスッテンテンで死ぬ。 死ぬ時に人生で一番カネを持っているのが日本人」なんて言われてしまう。
自分で使えないカネを持っていても仕方がないとはなかなか考えないようだ。 国民経済全体から見ればもったいない話である。
そうでなくとも消費の伸び悩みで、日銀が泣く泣く金利を据え置かされているのが現状なのだから、金持ちにはカネを楽しく使ってもらうための仕掛けをそろそろ考えてもいいころではないか。 そこで提案したいのだが、この際思い切って小さな正諭を振り回すことは止めて、おおらかな気持ちで金持ち優遇策を条件付きでやってみてはどうだろう。
たとえば、いま存亡の危機に瀕しているY張市を「相続税ゼロ特区」に指定し、住民票を移して年間6ヵ月以上、3年以上住めば相続税をゼロにする仕組みを作れば、あっという間に希望者が殺到し、市の税収も増えるだろう。 レストランやコンビニはじめ介護などの仕事も増え、人口も増える。

相続税がゼロになるならとカネもどんどん使うはずだから、消費税も市の税収も増えるだろう。 政府や行政に別に頼らずとも、国民自らの力でたちまち見違えるような町に変わるはずである。
新しい町作りには美しい町を作れ、つまり田園調布の北海道版という条件を付けてもいい。 建築業者も張り切っていい家並みを残すのではないか。
動機はともあれ、結果として美しい人心も育ってくるのではないか。 それこそ美しい二ツポンを自分たちで作れる格好の前例になるのは間違いない。
幸い日本にはカネがある。 家計の金融資産残高は1540兆円を超え、17億円以上の金融資産を持つ富裕層の資産も拡大している。
純金融資産額が5億円以上ある超富裕層の2005年の総資産額は10兆円と、17年に比べて8兆円も増加したという調査結果もある金持ちが存在し、恵まれているという事実を考えれば、日本の公的年金も平等でなくてもいいのではないか。 それで矛盾も多くは解決できるはずである。
つまり、高所得層・富裕層には年金を返上してもらえばいい。 現状では金持ちで、日々の暮らしには全く不自由していない高齢者まで年金給付を受けている。
オマケに、その年金から税金まで徴収されるというおかしなことも起きている。 そのため、年金を返上したい、税金を減らしたいと思っている富裕層も少なくないはず。
日本有数の個人投資家として知られるT和平さん(T田製菓会長)も年金を返上した一人だが、T田さんは「蓄えもあるし、私も家内も別にもらう必要はない」と言い切っている。 いまの日本には100万ドル以上の金融資産を持つ人たちが約148〃人もいるのだから、Y張市で成功したら次に苦しい市町村へと制度を広げていけばいい。

街並みも一変して美しい町に生まれ変わるのではないだろうか.年金返上者には、栄誉を称えて表彰するとか、表札に「年金返上者の家」などと入れて賞賛する。 そうした制度を設けて、年金返上者をどんどん増やせばいい。
年金を返上することで、「俺は国家に貢献している」「私は日本のお役に立っている」という意識も高まり、「返上した年金はどう使われているのか」「本当に困っている人たちのために活用されているのか」などと口も出せることになる。 そうしたチェック機能が働くことで、前途真っ暗な年金問題も改革できるのではないだろうか。
現行では、年金返上、つまり年金支給停止制度の適用を受けられるのは  歳までと決められている。  歳を過ぎたら年金返上はできなくなり、年金の給付を受けなければならない。
  歳過ぎての年金は高額になる。 そうした高額年金受給者が一人でも返上することになれば、おそらく年間600万円以上のおカネになるのではないか。
その300万円ほどが税金として徴収される。 年金を返上することで、税金だって減らすこともできるのである。
返上された600万円は、国民年金で月に7万〜8万円ほどしかもらえないと嘆く受給者のために使えるだろう。 彼らに 万円ずつ上乗せするとしたら、6〜7人ほどがその恩恵にあずかることになる。
年金返上という制度を確固としたものにするだけでも、年金問題の矛盾も多くは解決できるはずだ。 ほんの少し発想を変えるだけで、解決できる問題は少なくない。
「自分にできることはなんだろう」と一人ひとりが考えてみることで、それこそ「分」に応じて、社会・国家に貢献できることがいかにたくさんあるかに気づくことだろう。 顔の見える金持ちとノーブレス・オブリージュいまの日本で最も欠けているのは「顔の見える金持ち」だろう。
アメリカなどとは異なり、日本では金持ちバッシングの風潮があるから、金持ちは表に出たがらず、陰に隠れてしまっている。 アメリカでは、自分は社会によって生かされている、といった宗教観をベースにした教育を受けているため、自分が運良く成功した時に社会へどうしたら恩返しできるかをきちんと理解している。
「ギブン」という言葉がよく使われるが、神によって自分に与えられた才能や滴を意味する.そのため、成功者は神に与えられたのだから、与えられなかった人たちへ配分するのがごく淵たり前なのである。 だから多くの金持ちが恵まれない子供たちのために奨学金を設けて、孫子のための布石となる教育に力を入れているケースなど枚挙に暇がない。
伝説の投資家ピーター・Rチも引退後はチャリティーに力を入れているし、Mロソフト会長のビル・G夫変は慈善獅業の財団を作って恵まれない世界の子供たちのための教育に力を入れている。 著名投資家で知られるウォーレン・Bトは約4兆円もの保有株をその財団に寄付したほどである。

日本とはケタ違いの巨額な民間マネーが社会に流れ込み、世の中の役に立とうと志す。 投資大国アメリカの懐の深さでもあるが、彼らが行っている慈善事業は教育が国の地盤と考えているため、若い世代の教育が中心である。
社会への恩返しと将来のために行っているのである。 「ノーブレス・オブリージュ」という言葉があるが、社会的な地位の高い人にはそれに伴う大きな義務もあるとする考え方だ。
まさに彼らの行為は「ノーブレス・オブリージュ」。 だから彼らは尊敬され、そこ賛沢な暮らしをしていても、「あれだけのことを社会にしているのだから当然」と受け入れられている。
もしもビル・GやBトらが町で強盗に襲われるようなことがあれば、おそらくその強盗は「あんなりっぱな人を襲いやがって」と叩きのめされるのではないか。 あところが日本は違う。
金持ちが強盗に遭ったとテレビなどが報じると、極端な話、「いい気味だ。 ざまあみろ」と溜飲を下げているのではないか。

なぜ、外国と日本とではこんなにも違うのだろうか。 日本では社会によって生かされているということを教えられてもいないし、また自覚が乏しいからなのだろう。
「ここまで金持ちになれたのは自分の能力が優れ、人一倍頑張つたから」と自画自賛するのが一般的だ。 「ノープレス・オブリージュ」の精神など微塵もない。

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